エンパイアステートビルディング
エンパイアステートビルディング 443m(電波塔含む)
エンパイアステートビルディング(Empire State Building)
アメリカ ニューヨークにある超高層ビル。「エンパイアーステート」はニューヨーク州の愛称である。
歴史と統計
マンハッタンを代表する高級ホテルであるウォルドルフ=アストリアが立っていた跡地に建設された。工事はクライスラービルから「世界一の高さのビル」の称号を奪うために急いで行われ、1930年に竣工したが、世界恐慌の影響でオフィス部分の多くは1940年代まで多くの部分が空室であり、「エンプティ(空の)ステートビルディング」と揶揄されたこともあった。ビルの総床面積は20万4385㎡におよび、質量は全体でおよそ33万トンある。6,500個の窓や73基のエレベーター(貨物用の6基を含む)、1,860個の階段などで構成されている。
ビルの最上階である102階部分は地上381mの高さにあり、1950年代に付け加えられた電波塔をあわせると443.2mになる。頂上部分では電飾がされており、日によって色が変化する。かつては尖塔部分に飛行船を係留できるようになっていたが、現在は電波塔が設置されテレビ・ラジオ用送信用アンテナ機材が取り付けられている(後述)。
エンパイアステートビルディングは、世界貿易センタービルが竣工するまで長い間世界一の高さを誇っていた。
事故
1945年7月28日の9時49分に、深い霧の中ニュージャージー州のニューアーク国際空港に着陸しようとしたアメリカ陸軍のB-25爆撃機が、79階の北側に衝突して機体が建物に突入、搭載エンジンが衝突の衝撃で機体から脱落し、エレベーターシャフトを破壊した。この際に79階と80階で火災が発生したが約40分で消火した。 着陸直前で燃料の搭載量が少なかった上、比較的小型の機体であったことから、14名の死者を出したものの建物自体への損害は比較的少なかったこともあり事故後2日で営業を再開した。
電波塔
ビルの頂上はニューヨークエリアにおけるテレビ・ラジオの電波塔としての役割も持っており、以前よりWCBS-TVがこのビルをサブの電波塔として利用していた(メインはワールドトレードセンターであった)。2001年9月11日の同時多発テロにより、ワールドトレードセンターを電波塔にしていた各局が放送不能となる中(放送不能となったのは電波による放送のみであり、ケーブルテレビでの放送は続けられた)、WCBS-TVはこの電波塔を活用し放送を続けた。
その後、WCBS-TVは被害を受けた各局に電波送信スペースの貸し出しを行った後、2005年より地上波テレビ各局の電波塔がこのビルに集約されている。
映画
エンスパイアステートビルは、さまざまな映画や小説に出ている。中でも最も有名なものは、映画「キングコング」で出た場面。キングコングは最後、エンスパイアステートビルの外壁をはがしながらてっぺんに上っていく。
Monuments of Millennium
米国土木学会(ASCE)によって、20世紀の10大プロジェクト選ぶ「Monuments of Millennium」の「高層ビル」部門に選定された。これは、20世紀最高の高層ビルと認められたことを意味する。[1]
ちなみに、この「Monuments of Millennium」の他の部門では、「水路交通」部門でパナマ運河、「空港の設計・開発」部門で関西国際空港、「鉄道」部門では英仏海峡トンネル、「長大橋」部門ではゴールデンゲートブリッジなどが選定されている。
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